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日枝（ひえ）神社は江戸城の産土神（うぶすながみ）であり、土地を守護し、その土地で生まれた者を死ぬまで守る神として敬われてきました。かつて将軍家に子どもが産まれる際は、「無事出産」の祈祷が行われてきた由緒ある神社です。

山王さまの使い「猿」から夫婦円満・安産のご利益

日枝神社は古くから「山王（さんのう）さん」という呼び名で親しまれてきました。日枝神社は狛犬（こまいぬ）の代わりに夫婦一対の猿が置かれています。猿は神と人間のあいだを取り持つ存在として敬われ、「魔が去る（さる）」「縁（えん）」を運ぶとして縁起のよい動物とされてきました。また、猿は犬と同様にお産の軽い動物です。さらに本殿に対し左側にいるメスの神猿像は子どもを抱いています。そのため、夫婦円満や子授け、安産を願う女性から信仰を集めているのです。

腹帯の持ち込みも可！日枝神社で購入することも出来る

日枝神社の安産祈願は毎日9:00～16:00で受け付けています。祈祷料は1万円からで、腹帯のお祓いを希望する場合は、祈祷と同時に腹帯を受付に渡します。腹帯を着用したまま祈祷を受けることもできますよ。もし安産祈願の際に日枝神社の腹帯を希望する場合は、祈祷料に加えて初穂料5,000円を添えると、自分の祈願と同じときにお祓いを受けた腹帯が授与されます。また、社務所で安産お守りなどと一緒に腹帯が取り扱われているので、参拝と同時に腹帯だけをいただくことも可能です。

妊婦さんでも安心！参道に上りエスカレーターあり

日枝神社は地下鉄溜池山王駅から徒歩3分の場所です。溜池山王駅の7番出口から出ると、日枝神社行きのエスカレーター（上りのみ）があります。体が重くバランスが悪くなりつつある妊婦さんと安産祈願に出かけるなら、できるだけ負担のないルートがあると便利ですね。